個別株メリットデメリット

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株式投資は、株価の変動により買い時と売り時を見極めることは難しいと言われています。ただ、長期的に会社が成長していくのを見届け、株式投資に取り組めば大きな利益を得ることもできるのです。ここでは、個別株の投資について解説いたします。まず、個別株の投資を始めることで、どんなメリットがあるのでしょうか。

 

①会社の経営に参画する権利
株主総会に参加できる。株主として経営陣に意見を言える。
②株主優待がもらえる(もちろんない会社もあります)
飲食店だったら割引券や食事券。化粧品会社なら自社の商品券などなど場合によってはものすごくお得なケースも。自分が日ごろ使用する企業の商品や消費するものでその会社が優待を出していればその会社の株主になることで恩恵が。

 

 ③配当がもらえる
どの企業からも貰えるわけではありません。最近の上場会社は配当性向といって税金を払った後会社に残った資金を何%株主に還元するか約束しているケースも多いです。
業績がいい会社ほど配当が結果的に増額したりするのでお得感が広がる可能性も

 

④値上がり期待がある
もちろん業績の向上が期待できる、新製品の売り上げが期待できる、将来に期待できる技術がある・・・等こうした材料で上昇し利益を得ることもできます。短期でも中長期でも自分の好みで投資期間を選べます。

 

⑤究極の財産を作ることもある
まれにすごい才能を発揮して数百万円を何億円にするつわものもいます。ギャンブルは外れればゼロですが、株式投資は倒産しない限りゼロにはなりません。うまくはまれば大金持ちになるチャンスもゼロではありません。
次に、デメリットはどんなことがあるのでしょうか。
①値下がりリスク
当然ですね。値下がりにはいくつかのパターンがあります。業績の下方修正、上昇しすぎた反動、業績好調もピークと思われた時・・・こうした時大きく下落してしまうことがあります。
②紙くず同然になるリスク(信用リスク)
残念ながら投資先の会社が倒産してしまった場合、その会社の株主ですから、株そのものの価値がゼロとなってしまいます。

 

私は小型の個別株に注目することが多いですが、小型株の中には2倍3倍に上昇するケースもあります。しかし小型株は会社の規模が小さく業績の変動幅が大きくなりがちです。そのため業績のいい時はいいのですが、一旦業績が悪化し始めると一気に悪くなることも。 そのため業績好調時と悪化時の株価の振れが極端になるケースも。  また総じて出来高が少なく、いざ売りたいときに自分の売りで値段を下げるケースもあります。逆に買いたいときに自分の買いで値段が上がってしまい、高く買ってしまうケースもあります。 大型の株であれば規模が大きく小型株ほどは業績の好調時と悪化時の振れは極端ではないケースが一般的かと思います。

 

そのため小型株よりは株価の振れは少ないケースが多いと思われます。また出来高も多いため自分の売り買いが株価に影響を与えるケースはそれほど多くないといえるでしょう。 小型株、大型株それぞれの違い、自分の性格も考慮して投資していくのが良いのではないでしょうか。

 

※本サイトで紹介する意見や予測は、筆者個人のものであり、所属する金融商品仲介業者としての意見や予測を表わすものではありません。また、紹介する個別銘柄の売買を勧誘・推奨するものではありません。投資にあたっての最終決定はご自身の判断でお願いします。

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